もっと好きなことやっていたいなあ。
好きなことにガンガン時間使いましょう。
それが活力になります!
- 活力とはなにか
- 余暇活動と活力の関係
好きなことに時間を使って、より良く生きたい
人にはそれぞれ、好きなことや趣味といった興味関心事があると思います。
旅行やスポーツ、映画やゲーム。グルメ名店巡りとまではいかなくとも、食べることが好き。風呂にゆっくり浸かった後にビールを飲むことだって素敵な楽しみです。
いつまでも好きなことをやっていたいところですが、そうも行かないのが世の常です。
社会人であれば、繁忙期は残業に時間を取られているでしょう。家庭があれば、家事・育児・介護等によって自分だけの時間がない方もいるでしょう。
学生であれば、勉強研究の他にアルバイトもありと、社会人より多忙かもしれません。
そうなってくると、削れてしまうのうが趣味の時間になってしまいます。
さすがに食事・睡眠は削れませんし、削らないほうが良いでしょう。
しかし、この「好きなことに使う時間」というのは、幸福における重要な時間のようです。
好きなことに対する熱心な態度と、それに時間を使おうとする態度が心理的well-being(より良い状態)にポジティブな影響をもたらします。
活力を伸ばすには、余暇活動が重要
活力は、人をポジティブにする
「好きなことに使う時間」について考察する前に、「活力」について知る必要があります。
心理学者のPeterson&Seligmanは、心理的な問題を未然に防ぐことができる特性の一つとして活力をあげています。
- 他には楽観性、根気強さ、熱意等
活力とは、活動を生み出す力。元気よく動いたり働いたりする力
「体力に活力がみなぎる」
Goo辞書
よく健康食品とかでも耳にする「活力」。元気といったキーワードが思い浮かびますが、これは不安・心配等のネガティブな問題を防ぐことができるのではないでしょうか。
また活力やその他上記の特性は、変容・育成が可能であり伸ばすことが可能です。つまり、何かによって活力をもたらすことができます(西川・渋谷2010)。
好きなことに使う時間:余暇活動
水口(1992)は、仕事への活力の供給源として、余暇活動をあげています。
このことから、西川・渋谷は余暇活動が活力をもたらすひとつの要因であると考えています。
余暇活動:娯楽的、文化的、伝統活動を通して、子供から高齢者までのコミュニティや個人のQOLを高める効果的な方法とみなし、健康なライフスタイルと活動を促進する重要な手段である
Searle&Brsyley1993
補足:QOL(クオリティオブライフ)
ひとりひとりの人生の内容の質や社会的に見た「生活の質」
どれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福をみいたしているかという尺度
ウィキペディア
好きなこと・興味を行うことで、心身の状態をより良くするということだと思います。
まとめ:自分の時間を確保して、ポジティブな活動をしよう
気分があがる活動しよう
活力が心理的に良い方向へ有効であり、余暇活動によって伸ばすことができることがわかりました。
余暇活動はQOLを高め、ライフスタイル活動を促進させます。つまり、心身にとって有効な手段なのです。
西川・渋谷は心理的well-beingについても説明しています。
自分のために時間を使えるあるいは使おうとすると行った自分の時間に対する肯定的な態度が、特に心理的well-beingに影響を与えていると考えられる
好きなものがあること、そのために時間を使うことによって、心理的well-beingに寄与する可能性がある
西川・渋谷2010
好きなこと、関心があることに時間を使う。「気分があがる行動」をすることで効果がでるのです。
自分は今、「好きなことに費やしているのだなあ」という高揚感が良い影響をもたらすのです。
well-beingについては、こちらの記事も是非読んでほしいです!
好きなことは、たくさんあって良い
多忙でなかなか余暇活動ができない人も多いと思います。
また、本記事を書いている2021年6月現在は、コロナ禍の影響でひとりひとりの活動に制限がかかっています。
この状況で私が思うことは「熱中できることを複数もつこと」です。
もちろん好きなことで!
関心あるものをどんどん試してみることで、好きなことは見つかると思います。
「今日はあれをやってみようかな、できそうだな」と思うことで、「なにもできなくて、からっぽだな・・・」とネガティブになることは無くなると思います。
是非、色々チャレンジして、より良い生活を過ごしていきましょう。
チャレンジ精神と不安解消の関係を下記記事で考察しています!
参考文献
ありがとうございました。