「コミュニケーションってめんどくさい!」
「コミュニケーションがしんどい!」
このように思うことはありませんか?
「めんどくさい」「しんどい」と思うことは「ストレスを感じている」ということです。
これは、心身に良い影響とは思えません。
解決案として、自身のコミュニケーションに対する考え方を変えることが重要かと思います。
環境や相手の意識を変えることも有効な手段です。
しかし、環境や相手を変えることは時間や労力が掛かるため、しんどくなる場合があります。
コミュニケーションの捉え方を変えて、人や組織と上手に付き合っていきましょう。
- コミュニケーションについて
- なぜコミュニケーションがめんどくさいと思うのか
- しんどい思いをしないための考え方を紹介
- 本記事では「面倒くさい」を「めんどくさい」と記載しています。よく使われる言葉を活用しました。
コミュニケーションについて
まずは、コミュニケーションとはどんなものかを考えてみましょう。
ざっくりとです。
コミュニケーション能力とは
社会生活において、他者と円滑に意思の疎通が行える能力。コミュ力(りょく)。「—が高い」
Weblio辞書
円滑に意思疎通を行う能力とのことです。
円滑に進まないことで、面倒臭さを感じるのではないでしょうか。
対人関係を築く社会スキルについて
対人関係を円滑に築くために、心理的に働く概念として「社会スキル」というものがあります。(参考:大坊1998)
- コミュニケーション(記号化、解読)
- 察知、推測(メタコミュニケーション、察知する、以心伝心)
- 対人認知、状況理解
- 自己表現(開示、提示)
- 対人関係の調整(主張、抑制)
- 社会、組織のある文化模範、規則)
- 個人属性(パーソナリティ、社会科の程度)
社会スキルを発揮することは個人の力量差があり、相手との関係性によって結果は大きく左右されます。
つまり、個人の能力だけではコミュニケーションを円滑にすることはできないのです。
ここに、コミュニケーションをめんどくさいと感じるポイントがあります。
社会スキルを、臨機応変に使いこなすことも必要です。
なぜコミュニケーションをめんどくさいと思うのか
なぜ、コミュニケーションをめんどくさいと思うのでしょうか。
相手との「ズレ」でめんどくさいと感じる
組織には、多種多様な人が集まっていることでしょう。
仕事でも生活でも、他人と接する機会は必ず訪れます。
- 会話のテンポが合わない
- 価値観が合わない
自分との価値やスタイルが共通していないことで、ストレスを感じます。
ゆっくりと理由を考えて話したい人や、感覚で物事を判断する人とでは「会話のテンポ」が合わず、イライラしてしまうことがあるかもしれません。
学んできた価値観や、出会ってきた人物との接し方が異なるのであれば、違和感を得るでしょう。
「ノリ」が違う的なことですね。
これらが毎度続くようであれば「めんどくさい」と思うようになります。
自身の思いで「めんどくさい」と感じる
相手がどうのこうのと言う前に、そもそも自身の気持ち(思い)でめんどくさいと感じることがあります。
集中したい時はコミュニケーションがめんどくさい
- 作業に没頭しているとき
- アイディアが浮かんでいるとき
- 時間に追われているとき
このような時にコミュニケーションを図られては「煩わしい」ものです。
また、集中するために一旦コミュニケーションのお断りをした場合、改める際に「めんどくさい」が起こります。
求める答えが返って来ないとめんどくさい
自分にとって「ありえない」返答が来た場合にめんどいと感じることがあります。
自己中心性が高い、利己的な思考が強い人などに多いのではないでしょうか。
相手のご機嫌を伺うのがめんどくさい
コミュニケーションを取る際に相手の顔色(ご機嫌)を伺うのがめんどくさいことがあります。
取引先や上司とのコミュニケーションによくある面倒臭さです。
この場合、「本当の自分の意見」を隠す必要があるので、ストレスとなることでしょう。
コミュニケーションをめんどくさいと思わないためには
コミュニケーションをめんどくさいと思わないためには、どのような方法があるでしょうか。
「めんどくさい」と感じた時の対処法を知っておくことで、ストレスの軽減へと繋がります。
変えられるのは他人ではなく自分である
正直、他人のコミュニケーションスタイルを変えることは困難です。
そもそも、他人のスタイルを「正しい」「間違っている」では測れない場合も、往々にしてあるのです。
自分を変えてしまうことが効率的です。
コミュニケーションスタイルを日々進化させることで、人としてポジティブに成長できることでしょう。
先入観をもたない
コミュニケーションを「決めつけ」で開始しないよう心掛けましょう。
- どうせこの人とは価値観が合わない
- この人は、いつも会話が噛み合わないんだよな
ネガティブなイメージから入らず、ポジティブな期待もせずにいることで、ストレスやめんどくさい感覚が無くなるでしょう。
価値観を共有・比較しない
価値観が完璧一致することは「稀」でしょう。
自分が様々な経験をして育ってきたように、他人もたくさんの経験をして価値観を築いています。
自分の価値観を相手に強要することは、かなり強引な行動と言えるでしょう。
自分の価値観を大切にしつつ、相手の考えや立場を理解してみましょう。
利己的に自身の価値観のみでコミュニケーションを進めようとすると、お互いにしんどくなります。
やがて、面倒くさくなるでしょう。
大切なのは、誠意のある対応です。
新しい考え方に気づけるチャンスと捉える
コミュニケーションは、自分では考えようもないことを知ることのできるポジティブな機会だと考えましょう。
「なるほどな」と思えるのであれば、めんどくさいと感じる事も少なくなることでしょう。
常に前向きでいるとしんどくなるかもしれません。無理せず行きましょう。
コミュニケーションコストを下げる
コミュニケーションを行うと、心が疲労することがあります。
気の合う人であれば、癒やされるかもしれません。
しかし、苦手な人や仕事関係等であれば、ぐったりすることもあります。
緊張、嫌悪、気遣いでぐったり。
そのような時は、割り切ることも一つの手です。
ネガティブに考えず、かと言ってポジティブに期待もしないことで、気持ちの上げ下げを無くすのです。
粗探しをしない
コミュニケーションを行う中で、相手の言動に細かい違和感を持たないようにしましょう。
指摘が必要なものとする必要がないものを区別しましょう。
会話の流れ、相手の状態を察知して、余計な言葉を言うのは抑えましょう。
トラブルやめんどくさいへ繋がる流れを自分でコントロールすることが重要です。
まとめ
生活していく中で、コミュニケーションを避けていくことは「ほぼ不可能」でしょう。
極力抑えた生活は、できるかもしれませんが。
コミュニケーションが日常的なものであれば、苦手意識を少しでも減らしたいものです。
自分の考え方を変化していき、めんどくさいと思う事を減らしていきましょう。
参考文献
ありがとうございました