やってみたいことはあるんだけどねぇ。
どんどん挑戦して、自己効力感を高めていきましょう。
- 自尊心と自己効力感の違い
- 成功体験と自己効力感の関係
- 挑戦することについて
自己効力感を高めて、自分の自信(自尊心)を高めていきたい
何事も、「できるかな、できないかな」と、考えることがあります。
その判断が実に微妙なラインの場合に「できるかも」と思えることは、とてもポジティブなことだと思います。
そうして成功(できた!)を手に入れた場合、経験として自信を得ます。
この経験をたくさんすることで、向上心の上昇とともにポジティブ感情は高まる。結果、幸福感は高まるのではないかと考えます。
自己効力感とは
心理学者であるBanduraは、自己効力感を「自分の可能性を認識すること」と説明しています。
・自己効力感が強いほど実際にその行動を遂行できる傾向にある
・達成をもたらすような一連の行動を計画し実行する能力に対する信念
Bandura 1997
自尊心(自尊感情)は「自分の評価感情」であるのに対して、自己効力感は「自分の能力を推測する」ということと言われています。
自己効力感が高いほど、目標としている行動に挑戦しようと努力する傾向を示し、自己効力感が低いほどあまり努力しない傾向にある
Bandura & Cervone 1983
自己効力感が高い人は、「できるかな、できないかな」という推測から、それを遂行するために努力をする。それは、前向きでありポジティブであると考えます。
経験を積むことで、自己効力感を高めていく
自己効力感と経験
Banduraは、自己効力感と経験の関係を述べています。
成功体験を繰り返すことで、似たような状況でも行えるだろうという自己効力感に結び付き、状況が変化しても同じ行動を行えるようになる
Bandura 1997
成功体験を増やすことで、様々な状況にも対処できるようになります。
例えば、なんてことのない小さな成功体験を得たとします。
この「小さな体験」を多く獲得することが大切だと思います。
成功体験の数が多いということは、解決するためのヒントを多く持つということになります。
大きな問題に直面した時、たくさんの小さな成功から導き出されるヒントがあると思います。
成功ではなくとも、経験は自己効力感に結び付くのではないか
成功体験と言わずとも、経験が積まれることで「対処のヒント」は増えていくのではないかと思います。
なにかに挑戦した結果、成功を手にすることができなかったとします。
だからといって、挑戦前の自分に戻ることはありません。必ず得ているものがあります。
それが、今後の似たような状況に直面した場合のヒントになるはずです。
経験をした時点で、それは成功と捉えても良いと思います。
まとめ:たくさん挑戦していこう
- 自己効力感が高い人は目標に対して努力をしている
- 成功体験を繰返すことで、似た状況時に自己効力感と結びついて対応することができる
- 挑戦するだけでも、経験(成功へのヒント)は得られる(持論)
「興味はあるけど、実行に移すほど心が動かない。」
これ、たくさんの人が経験あると思います。(これも経験か;)
つまり「とりあえず始めて見た」というだけで、とてもすごいことなのです。
たとえ失敗したとしても無駄なことはありません。
また、過去に「取り組んでは投げ出したたくさんの挑戦」も無駄にはなっておりません。
かならず、あなたの知識になっているのです。
チャレンジ精神は不安解消に効果的です!こちらの記事も是非読んでみてください!
参考文献
ありがとうございました