思ってもいないけど、ありがとうと言わなきゃならないときあるよね;
どうせなら、気分が良くなる感謝がしたいですよね
- ポジティブについて
- 恩恵をうけたときについて
- 感謝でネガティブになる
感謝の効果は、良いことだけなの?
これまで感謝について、色々と考察をしてきました。
「感謝とはなんぞや」と、なんだか小難しく考えてきたところがあります。
そこで今回は「結局、感謝をしたらどう良いのさ?悪いことはないの?」を考えてみました。
結論から言うと、感謝は本質を理解していれば、とても良いもの(効果)になります。
「感謝ってどういうことかな?」と考えて見るだけで、きっと日々の生活はポジティブになると思います。
ポジティブって、良いのかい?
感謝の前に、「ポジティブになる」とはどんな効果があるかというお話です。
ポジティブ:積極的であるさま、肯定的であるさま
小学館精選版日本語大辞典
物事を肯定的に捉えることで、前向き思考になるでしょう。
ポジティブな感情は「単に気分が良い」だけではなく、本人や周囲の人々にも利益をもたらす可能性があります(Armenta他2017)。
さらに、自身の思考や行動のレパートリーを広げる効果があるのです。心の余裕や、自分以外の考えを理解しようとする柔軟性につながってくると思われます。
そして、人間関係(仕事、プライベート)をより良く築くことができるのです。
代表的なポジティブ感情
感情の研究では、Algoe&Haidt(2009)等が代表的なポジティブ感情として、下記の12個をあげています。
- joy-喜び
- love-愛
- gratitude-感謝
- admiration-賞賛
- elevation-高揚
- awe-畏敬
- serenity-平静
- interest-興味
- hope-希望
- pride-誇り
- amusement-娯楽
- inspiration-ひらめき
なかでも感謝は、他のキーワードにも大きく関連し、自身だけではなく周囲にも影響を与える重要なポジティブ感情だと思っています。
感謝を利用して、急成長レールに乗ろう
感謝の気持を表現することで、自身の気分は高揚します。
それによって「より良い人間になろう」と、前向きで明るい気持ちが芽生えてきます。
結果、仕事の取り組み方や姿勢に変化が現れ、生産性は向上するでしょう。
また、人と繋がることにポジティブなイメージを持ち、親しみを感じることでしょう。
ポジティブ・前向きでいることは、景色を肯定的に見ることができます。
つまり、受け入れる態度ができあがるのではないでしょうか。
仕事や生活では選択肢が増え、力を発揮できる機会が増えることでしょう。
望んでいない恩恵を受けても、人は成長する
感謝は、①他人の特定の行動に対して感じるものや、②重要な意味のあることに感じるものに区別されることがあります(Lambert他2009)
①道に迷っていたところ案内してくれた
②家族の存在がありがたい
ときには「望んでいたわけではない恩恵」を受けることもあるでしょう。
残業中、ドリンクの差し入れをいただいた
この時人は謙虚になり、「自分はこの利益に値する人になろう」と証明しようとします。
人の優しさに感謝し、それに応えようという気持ちになるのでしょう。
感謝を受け入れる気持ち(心の余裕)がなければ「ドリンクかよ、手伝っていけよコノヤロウ」と思う人もいそうですが。
ここで私なりの仮説が浮かびました。
ちなみに、謙虚はネガティブな感情ではありません。
- 自分の長所と短所を正確に評価する能力
- 批判的なフィードバックに対する開放性
- 自己改善の必要性を認識するもの
(Chancellor&Lyubomirsky2003)
謙虚は、成長するための重要な感情ということになります。
感謝でネガティブになる
さきほども書きましたが、自身の状態によっては、恩義がネガティブな感情にさせることもあります。
義務感やプレッシャーから「感謝を表さなくては!」と思う人は、感謝のポジティブな恩恵は得られません。
かえって迷惑や憤りを感じてしまうでしょう。
また、多くの「良いね!」を得るために感謝を表現することは、ポジティブな感謝効果を得ることはできません。
つまり、前述した私の仮説がここでも浮かびます。
まとめ:感謝をポジティブなものにしよう
感謝の気持ちを表すことで、ポジティブ感情の他にネガティブ感情がでてくることがあります。
感謝を理解して、その得られる効果をポジティブなものにしていきたいと思います。
ポジティブな感情は、束の間の楽しい感情ではありません。
自身を成長へ導き、この世の景色を変えることができるのです。
参考文献
ありがとうございました